broccoli-html-editor
broccoli-html-editor は、GUIベースでHTMLを編集するブロックエディタライブラリです。
断片化されたHTMLの部品(モジュール)をドラッグ&ドロップ操作で組み合わせて、ウェブページを構成できます。, (*1)
インストール - Install
$ composer require broccoli-html-editor/broccoli-html-editor
使い方 - Usage
サーバー側 - Server side (PHP)
/path/to/broccoli_api.php
にAPIを設置する例です。, (*2)
<?php
require_once('path/to/vendor/autoload.php');
$broccoli = new broccoliHtmlEditor\broccoliHtmlEditor();
$broccoli->init(
array(
'appMode' => 'web', // 'web' or 'desktop'. default to 'web'
'paths_module_template' => array(
'testMod1' => '/realpath/to/modules1/' ,
'testMod2' => '/realpath/to/modules2/'
) ,
'documentRoot' => '/realpath/to/www/htdocs/', // realpath
'pathHtml' => '/path/to/your_preview.html',
'pathResourceDir' => '/path/to/your_preview_files/resources/',
'realpathDataDir' => '/realpath/to/www/htdocs/path/to/your_preview_files/guieditor.ignore/',
'customFields' => array(
// カスタムフィールドを実装します。
// このクラスは、 `broccoliHtmlEditor\\fieldBase` を基底クラスとして継承します。
// customFields のキー(ここでは custom1)が、フィールドの名称になります。
'custom1' => 'broccoli_class\\field_custom1'
) ,
'fieldConfig' => array(
'image' => array( // image field に対する設定
'filenameAutoSetter' => 'ifEmpty', // filenameAutoSetterの初期値を設定
),
),
'bindTemplate' => function($htmls){
$fin = '';
$fin .= '<!DOCTYPE html>'."\n";
$fin .= '<html>'."\n";
$fin .= ' <head>'."\n";
$fin .= ' <title>sample page</title>'."\n";
$fin .= ' </head>'."\n";
$fin .= ' <body>'."\n";
$fin .= '
'."\n";
$fin .= $htmls['main']."\n";
$fin .= '
'."\n";
$fin .= '
'."\n";
$fin .= $htmls['secondly']."\n";
$fin .= '
'."\n";
$fin .= ' </body>'."\n";
$fin .= '</html>';
return $fin;
},
'log' => function($msg){
// エラー発生時にコールされます。
// msg を受け取り、適切なファイルへ出力するように実装してください。
error_log('[ERROR HANDLED]'.$msg, 3, '/path/to/error.log');
},
'userStorage' => function($key, $val = null){
// ユーザー固有の情報を読み書きします。
$args = func_get_args();
if( count($args) == 1 ){
// 読み取りとしてコールされる場合、引数が1つだけ提供されます。
return file_get_contents('/path/to/userdir/'.urlencode($key).'.json');
}else{
// 書き込みの要求の場合、引数が2つ提供されます。
return file_put_contents('/path/to/userdir/'.urlencode($key).'.json', $val);
}
},
'noimagePlaceholder' => '/path/to/noimage-placeholder.png',
'extra' => array(
// 任意のデータをセットします。
// セットされたデータは、モジュールテンプレートやカスタムフィールドから参照することができます。
'foo' => 'bar',
),
)
);
$rtn = $broccoli->gpi(
$_REQUEST['api'],
json_decode($_REQUEST['options'], true)
);
echo json_encode($rtn);
exit;
APIの一覧はこちらを参照ください。, (*3)
PHPの要件
モジュールやカスタムフィールドなど他のパッケージとの構成によって、いくつかの要件が追加される場合があります。
依存パッケージのシステム要件も確認してください。, (*4)
クライアント側 - Client side JavaScript
プレビュー用ウェブサーバー - Web Server for preview
クロスオリジンで動作する場合は、編集画面上のプレビューHTMLの最後に、次のスクリプトコードを埋め込む必要があります。同一オリジンで動作させる場合はこの手順は必要ありません。, (*5)
'http://127.0.0.1:8080'
の箇所には、broccoli-html-editor
の編集画面が置かれるサーバーの origin
を設定してください。, (*6)
<script data-broccoli-receive-message="yes">
window.addEventListener('message',(function() {
return function f(event) {
if(!event.data.scriptUrl){return;}
if(event.origin!='http://127.0.0.1:8080'){return;}// <- check your own server's origin.
var s=document.createElement('script');
document.querySelector('body').appendChild(s);s.src=event.data.scriptUrl;
window.removeEventListener('message', f, false);
}
})(),false);
</script>
APIの一覧はこちらを参照ください。, (*7)
モジュールの開発 - developing HTML module
coming soon., (*8)
カスタムフィールドの開発 - developing custom field
サーバー側、クライアント側 ともに、オプション customFields[fieldName]
に定義します。, (*9)
このメソッドは、サーバーサイドは broccoliHtmlEditor\fieldBase
を、クライアントサイドは client/src/apis/fieldBase.js
を、基底クラスとして継承します。, (*10)
- server side
- bind($fieldData, $mode, $mod) - データをバインドする
- resourceProcessor($path_orig, $path_public, $resInfo) - リソースを加工する
- gpi($options) - GPI
- client side
- normalizeData(fieldData, mode) - データを正規化する
- mkPreviewHtml(fieldData, mod, callback) - プレビュー用の簡易なHTMLを生成する
- mkEditor(mod, data, elm, callback) - エディタUIを生成
- focus(elm, callback) - エディタUIにフォーカス
- duplicateData(data, callback) - データを複製する
- extractResourceId(data, callback) - データから使用するリソースのリソースIDを抽出する
- validateEditorContent(elm, data, mod, callback) - エディタUIで編集した内容を検証する
- saveEditorContent(elm, data, mod, callback, options) - エディタUIで編集した内容を保存
- callGpi(options, callback) - GPIを呼び出す
プラグインの種類と broccoli.json
broccoli-html-editor
のプラグインには、 モジュール と フィールド があります。
アプリケーションがこれらのパッケージを効率的に利用するため、 各パッケージのルートディレクトリに broccoli.json
を配置し、パッケージに関する情報を記述します。, (*11)
モジュール の例
{
"id": "foo-bar-elements",
"name": "Foo Bar Elements",
"type": "module",
"path": "path/to/modules/"
}
フィールド の例
{
"id": "foo-bar-field",
"name": "Foo Bar Field",
"type": "field",
"backend": {
"class": "myNamespace\\myClassName"
},
"frontend": {
"file" : "path/to/dist/broccoli-field-foobar.js",
"function" : "window.BroccoliFieldFooBar"
}
}
データフォーマット
Data Format を参照してください。, (*12)
for developer
build
$ npm run prod
build with watching edit change
$ npm run watch
server up
node.js
$ npm start
PHP
$ composer start
test
node.js
$ npm test
PHP
$ composer test
更新履歴 - Change log
broccoli-html-editor v1.2.3 (2025年1月18日)
broccoli-html-editor v1.2.2 (2024年12月25日)
-
extra
オプションを追加した。
-
$broccoli->getExtraData()
、 broccoli.getExtraData()
を追加した。
- デフォルトの画像フィールドのプレースホルダ画像を更新した。
-
noimagePlaceholder
オプションを追加した。
-
broccoli.getNoimagePlaceholder()
を追加した。
broccoli-html-editor v1.2.1 (2024年11月1日)
- 初期化時のコンテンツの無害化に関する不具合を修正した。
- Twigテンプレート使用時に、カスタムフィールドが文字列以外の値をバインドできるようになった。
broccoli-html-editor v1.2.0 (2024年9月10日)
- テンプレート処理に関する不具合を修正した。
- インスタンスツリービューでのselectフィールドのプレビューが、値ではなくラベルで表示されるようになった。
-
broccoli.adjust()
を追加。
- 細かいバグ修正と内部コードの修正。
broccoli-html-editor v1.1.4 (2024年7月21日)
- アペンダーを選択した状態でコピーすると、エラーが発生する不具合を修正した。
broccoli-html-editor v1.1.3 (2024年5月17日)
- loopモジュールの座標が正しく取得できない場合がある不具合を修正。
broccoli-html-editor v1.1.2 (2024年4月30日)
- NodeJS 版: 配置したインスタンスを正しく操作できない不具合を修正。
- インスタンス検索機能の改善。
- 細かいバグ修正と内部コードの修正。
broccoli-html-editor v1.1.1 (2024年2月18日)
broccoli-html-editor v1.1.0 (2023年11月13日)
- スタイルシートを自動的に読み込まないようになった。 呼び出し側で明示的に読み込む必要があります。
- インスタンスロック機能を追加した。ロックが設定されたインスタンスに対する編集操作に制限をかけられるようになった。
-
enableInstanceLock
オプションを追加した。
- ダークモード用のスタイルをバンドルした。
-
appearance
オプションを追加した。
- 細かいバグ修正と内部コードの修正。
broccoli-html-editor v1.0.8 (2023年8月29日)
- インスタンスツリービューのスタイリングの問題を修正。
broccoli-html-editor v1.0.7 (2023年7月14日)
- Markdownの処理で、複数の改行が丸められる問題を修正した。
broccoli-html-editor v1.0.6 (2023年4月22日)
- imageフィールドに、登録した画像が自動的にリサイズされる機能を追加した。
- imageフィールドに、
format
オプションを追加した。
- 細かいバグ修正。
broccoli-html-editor v1.0.5 (2023年2月5日)
- モジュールの説明ダイアログに、モジュール名が表示されない不具合を修正した。
- モジュールの説明ダイアログ内に表示されるコードサンプルが、画面内に収まらない不具合を修正した。
- 内部コードの細かい修正。
broccoli-html-editor v1.0.4 (2022年12月28日)
- px2style のモーダルが開いている間、 ESCキー操作のイベント処理を無視するようにした。
broccoli-html-editor v1.0.3 (2022年11月23日)
- ファイルを直接ドロップ操作した際に、
droppedFileOperator
オプションが正しく選択されない問題を修正。
- スタイリングに関する修正。
broccoli-html-editor v1.0.2 (2022年11月3日)
broccoli-html-editor v1.0.1 (2022年10月16日)
- 依存ライブラリの更新。
- 一部UIの英訳を追加。
- CodeMirrorが適用されたフィールドの捜査官を改善。
-
droppedFileOperator
コールバックが、処理しない場合に false
を返せるようになった。
- その他、細かいUIの改善、内部コードの修正など。
broccoli-html-editor v1.0.0 (2022年9月25日)
-
onEditWindowOpen()
、 onEditWindowClose()
オプションを追加。
- 編集ウィンドウ上での Ctrl + S 操作で、保存できるようになった。
- アペンダーを選択してコピーすると応答しなくなる不具合を修正。
- 編集ウィンドウで編集中に、誤操作でウィンドウを閉じる前に確認するようになった。
- 未定義のモジュール の編集ウィンドウを開けない問題を修正。
- CodeMirror でのテキスト編集に対応。
- UIの一部を英訳した。
- UIデザインの更新。
- インスタンスツリービューのプレビューHTMLにサニタイズ機能を追加した。
- その他、細かいUIの改善など。
broccoli-html-editor v0.7.0 (2022年7月11日)
-
module.js
の安定性に関する修正。スコープが分離されるようになった。
- SCSSコンパイラのバージョン間の差異を吸収する処理を追加。
- その他、細かいUIの改善など。
broccoli-html-editor v0.6.2 (2022年6月5日)
- Windowsタブレットでのタッチ操作の挙動に関する改善。
- その他、不具合の修正など。
broccoli-html-editor v0.6.1 (2022年5月2日)
- 外部ライブラリへの依存に関する問題を修正。
- その他、不具合の修正など。
broccoli-html-editor v0.6.0 (2022年1月8日)
- サポートするPHPのバージョンを
>=7.3.0
に変更。
- PHP 8.1 に対応した。
broccoli-html-editor v0.5.2 (2021年11月29日)
- 多言語化ファイルが定義されていないモジュールで編集ウィンドウが正しく開かない場合がある問題を修正。
broccoli-html-editor v0.5.1 (2021年11月28日)
- クロスオリジンな環境で実行される場合に、初期化が正常に完了しない場合がある不具合を修正。
broccoli-html-editor v0.5.0 (2021年11月26日)
- モジュール、カテゴリ、パッケージの情報に
hidden
を追加。
- UIの改善: 編集ウィンドウの右上に 閉じるボタン を追加。
- パネルが、実際の要素の座標からずれて表示されてしまう場合にも、最新の座標情報を取得しなおして補正するようになった。
- モジュールの README が、多言語版を定義できるようになった。
- 内部コードに関する変更: browserify から webpack へ移行した。
- Windows版 Chrome 96 で、モジュールパレットからモジュールを追加できない不具合を修正。
- 一部画面要素の英語対応。
broccoli-html-editor v0.4.7 (2021年9月26日)
- UIの改善: 編集ウィンドウの下に、スクロールに追従するOKボタンを追加。
- 編集ウィンドウからのコンテキストメニューを廃止した。
broccoli-html-editor v0.4.6 (2021年8月26日)
- コンテキストメニューからクリップモジュールを挿入できない不具合を修正。
- インスタンスを繰り返し検索すると同一のデータが重複する不具合を修正。
- その他、UIなどの改善。
broccoli-html-editor v0.4.5 (2021年8月21日)
- UIの改善: レイアウトビュー上の、編集領域のない箇所をクリックして、インスタンスの選択を解除できるようになった。
- UIの改善: モーダルボックスのサイズを調整した。
- 同一オリジンで動作する環境では、プレビューHTMLに
data-broccoli-receive-message
スクリプトを埋め込む必要がなくなった。(クロスオリジンの場合は従来どおり)
- ショートカットキー (macOS では
Cmd + A
、Windows では Ctrl + A
) でインスタンスの全選択ができるようになった。
- コンテキストメニューから新規モジュール追加ダイアログを利用できるようになった。
- fileフィールドを追加。
- imageフィールドで、セットされた画像を 名前を付けて保存 できるようになった。
- インスタンスを検索できるようになった。
- その他、細かい不具合の修正と安定性の向上。
broccoli-html-editor v0.4.4 (2021年7月10日)
- UIの改善: アペンダーの表示量を調整した。一番浅い階層だけは、内容がセットされていても常に表示されるようになった。
- Twigテンプレートで作成したモジュールで、
_ENV.lang
と _ENV.data
を利用できるようになった。
- UI改善: 編集ウィンドウを閉じるときのフォームの振る舞いを改善した。
- その他、細かい不具合の修正。
broccoli-html-editor v0.4.3 (2021年6月26日)
- UIの改善: アペンダーの表示量を少なくした。
- ブランクのコンテンツから制作を始めたときに起きる不具合を修正。
- 内部エラー処理に関する修正。
broccoli-html-editor v0.4.2 (2021年5月25日)
- 画像ファイルを直接ドロップしたあとに起きるスクリプトエラーを修正。
broccoli-html-editor v0.4.1 (2021年4月23日)
-
scssphp/scssphp
への対応を追加。
- 内部コードの細かい修正。
broccoli-html-editor v0.4.0 (2021年2月6日)
- モジュールのマルチ言語化に対応した。
- あとからモジュールに追加した moduleフィールド または loopフィールドがある場合に、編集ウィンドウで起きる不具合を修正。
- 各フィールド間のデータの互換性が向上した。直接文字列でデータを格納していた
html
, text
, markdown
, html_attr_text
, href
, select
, datetime
, color
の各フィールドが、multitext
に合わせて {"src": src}
の型で格納するように変更された。(読み込みについては旧来の文字列の形式との互換性が維持される)
-
color
フィールドが、 インスタンスツリービュー上でカラーチップで確認できるようになった。
- 内部コードの細かい修正。
ライセンス - License
MIT License, (*13)
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